忍者ブログ
屋久島でのできごと、自然の中で気づいたことなど発信していこうと思います。
[106]  [105]  [104]  [103]  [102]  [101]  [100]  [99]  [98]  [97]  [96
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

10月~11月は修学旅行ラッシュ。

少しお客さんもひいていい時期だからか

入れ替わり立ち替わり、中学生・高校生がやってくる。


学校によってカラーもそれぞれで、

私は毎回生徒と会えるのを楽しみにしているのだが

修学旅行だもん。自分で行きたくて来た旅行とは違う。


「屋久島なんて来たくなかったー」という子たちももちろんいる。

「本当はどこに行きたかったの?」と聞くと

東京!北海道!沖縄!ハワイ!

だいたい答えは決まっている。


沖縄と屋久島・・・・そんなに違うかな?

きっとそこには夢があるのでしょう。


さーてそんな修学旅行。今回案内したのは

「草津高校」で私はヤクスギランドを案内しました。


朝からお天気は雨。足元が普段よりすべりやすいのはたしか。

だけど山登り自体が初めての子も多かったみたい。

みな、がたがた道を歩くのにせいいっぱい。

「なんでこんなことせなあかんのー!?」

それも学習。つらいことを乗り越えて学ぶ。これぞ修学旅行。


今回は2時間程度のコースでしたが、10時間歩く縄文杉登山なんかだと

お互い苦しい中、助け合いの心も生まれる。

「みんなで協力しなきゃ下山できないかもしれない!」と思える山だからだ。


「山坂達者」といって薩摩の武士たちは山登りをすることで

お互いを思いあう気持ちを育んだようだ。

「つらい時こそ相手のことを思いやる」


あまり遠足などで山に登らなくなった現代。

一生に一度はそういう機会もあるべきだと私は思っている。


それからもう1つ。

山で遭難や怪我で死んでしまう人もいる・・・・


天気が悪化した時、体調が悪くなった時のことを

想定せずに奥まで登り、予想外に体力がなくなったり

怪我などをして倒れている方が屋久島でも数知れず。


サンダルやスニーカーで上り、

捻挫したり、滑って転んで怪我をする人もいる。

カッパを持っていなくて雨に降られてびしょぬれ。

その結果寒さで体力が奪われて動けなかったり、

食糧を持っていなくて、おなかがすきすぎて動けなくなる人もいる。

※はっきり言って山をなめている。

山に行くのと遊園地に行くのとでは全く状況は違う。


今回のヤクスギランドトレッキングで、彼、彼女たちが

「雨が降った山はこうなる」ということを記憶にとどめておいてくれたら

それで、今回の修学旅行はとても意味のあることだと思っている。


さぁ、思いでに残る修学旅行になったでしょうか?

10年後、20年後でもまた屋久島に来てくれるとうれしいなぁー。

PB110176.JPG















PB110181.JPG















PB110189.JPG















PB110192.JPG




















体験教育社ヤクシマーズ http://www18.ocn.ne.jp/~tainoko/index.html


PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[01/13 イグチ]
[01/11 あずまっくす]
[12/29 たかだ]
[08/05 あずまっくす]
[07/26 越後早苗]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
あずまっくす
性別:
女性
職業:
ガイド・自然学校スタッフ
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
忍者ブログ [PR]